焼酎はウイスキー、ブランデー、ウォッカ、ジン、テキーラ、ラムなどと同じ醸造酒の類だけど、何かが違う。それは、他のお酒に比べて味や飲み方のバリエーションが多く、食事との相性が良いということ。料理の味を引き立てて、風味・酔い共に邪魔し過ぎないお酒として、唯一、「食中酒」に適したお酒だと言える。
では、どんな焼酎とどんな料理が合うのか。好みや味付け、雰囲気にもよるので一概には言えないが、一般的に言われている傾向として、米焼酎はフルーティで爽やかな喉ごしのため、お刺身や焼き魚などあっさりとした和食に。麦焼酎は香ばしさと熟成時の複雑な味が加わり、鍋、魚料理に。芋焼酎はふくよかな香りとほのかな甘みがあるためこってりとした焼肉、煮物、揚げ物などに。…とはいえ、赤ワインは肉料理向き、白ワインは魚料理向き、という程度に軽く考えたい。お店なら料理に合う焼酎を教えてもらうのも良いし、意外な組み合わせを発見するのも楽しいものだから。
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地元で見つける珍味・名物。
多くの酒蔵では、現代のような全国区での販売を見据えて酒造りが始められたわけではない。自己消費用だったり、近くの藩主への献上品として、はたまた地元での販売用にと造られたもの。だから、まずは地元の人たちの口に合うようにして工夫されたと考えるのが本流だ。それならば、醸造元の郷土料理なら、酒との相性が抜群に決まっている。特に焼酎で有名な九州地方の郷土料理は、全国区ではあまり有名でないものがまだまだ多数ある。焼酎がきっかけにして各地の料理を知るのも、悪くない楽しみ方ではないだろうか。
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