女性が一人で行動をすること、特に飲食の場合に、その行為がいつしか“おひとり様”と呼ばれるようになった。使い方もニュアンスも、これまでの「女の一人旅」「細腕」「一人酒」などといった言葉とは大きく異なる。「おひとり様ができる店」「おひとり様を体験」などといった具合で、あえて定義づけるなら、時間的・金銭的に多少余裕のできる20代後半から40代を中心に、“一人であることを楽しんでいる”ことが条件だ。それゆえ、仕方なく独りぼっち…というのは“おひとり様”ではない。 |
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性差を越えた喜びを求めて。
かつて男性の世界と言われていた仕事や娯楽の場に、女性の姿を見かけることももう珍しくはない。台所を中心とした、男性の家庭進出も進んでいる。それとは逆に、古式ゆかしく、男は外・女は内を守る輩も根強く存在する。古風が良いか現代風が良いのか、男性らしく、女性らしくは良いことか悪いことか、何が、どんな方法が生きやすいのか。“おひとり様”の定義同様に、“仕方なく”でさえなければ、本当の意味のジェンダーフリーになるのだろうけれど…。 |